2024年3月現在、仮想通貨市場は盛り上がりを見せており、今まで仮想通貨に関して関心を抱いていなかった人も関心を持つようになっています。
確かに仮想通貨はここ最近爆発的に価格を伸ばしており、今後も上がっていくことが予想されます。
しかし、仮想通貨バブルに乗せられて仮想通貨に安易に手を出すのは賢くはありません。
しっかりと勉強しており、長期的に仮想通貨を保有し続けるならまだマシかもしれませんが、安易な理由で仮想通貨に手を出すと大きな失敗につながる可能性が高いためです。
そこで今回は、仮想通貨に手を出さない方が良い理由をお伝えしていこう思います。
仮想通貨に安易に手を出して、大失敗しないために仮想通貨のリスクを先に理解しておき、失敗を避けましょう。
・仮想通貨に興味がある方
・仮想通貨で儲けられると思っている方
仮想通貨に手を出さない方が良い理由
仮想通貨は上手くいけば、一攫千金も夢ではありません。
しかし、その裏には多くのリスクが潜んでおり、多くの方はそのリスクの餌食になってしまいます。
仮想通貨で億万長者になったという方はいますがそれは何十人、何百人の犠牲の上で1人がそうなっているだけです。
ではさっそく、仮想通貨のリスクを見ていきましょう。
1. 一気に資産が減る可能性
仮想通貨は知っての通り値動きが激しいものになります。
株などと比べてもそれは顕著で、5%以上の高騰や下落も日常茶飯事です。
(株の場合ここまで大きく値が動くことは少ないです。)
しかも今話したのは有名なビットコインやイーサリアムの話で、その他のマイナーな仮想通貨はこれ以上に変動幅が大きく、一気に数十%の変化があることもあります。
そのためマイナーな仮想通貨を購入して一攫千金を狙っていたら、短期間で一気に100万円が数万円になってしまう可能性もあるのです。
逆に1万円が100万円に化ける可能性だってあります。
このように仮想通貨、特にマイナーな仮想通貨は一気に資産を資産を増やしてしまう可能性もありますし、一気に資産を減らしてしまう可能性があります。
これはギャンブルに近い部分もあるので、仮想通貨は半分ギャンブルと思っておきましょう。
2. 稼いでも多くが税金で消える
先ほどの話で仮想通貨のリスクは理解できたと思います。
そんなリスクを掻い潜り収支がプラスになっても、その多くが税金で取られていくことになります。
仮想通貨での利益は雑所得として計算されます。
具体的には195万円以下の利益で5%、330万円以下で10%、695万円以下で20%、900万円以下で23%、1800万円以下で33%、4000万円以下で40%、4000万円超で45%の税金がかかります。
これに加えて住民税の10%が加算されます。
そのため一攫千金に成功して、億り人になれたとしても1億円のうち5500万円は税金として取られてしまい、手元には4500万円しか残らないことになります。
このようにリスクを掻い潜ってやっとの思いで得たお金でも、半分以上税金で取られてしまう場合があるのです。
3. 税金を理解できていないと借金
上記の話の続きになりますが、1億円の利益が出たとして約5500万円が税金で取られると話をしました。
しかし、この税金が引かれるのは利益を確定させたタイミングではなく、そこから後の話になります。
そのため、手元にはお金がある状態になってしまうためそのお金(税金で納めるべきお金)を使うことができてしまいます。
そのため、この税金の話を知らずにお金を使いすぎると後々大きな税金を請求されて、それを支払うことができずに、借金することになってしまいます。
仮想通貨を購入するなら?
ここまでの話で仮想通貨での投資は多くのリスクがあるとわかったと思います。
しかし、これを聞いても仮想通貨を試してみたいという方もいると思います。
そんな方は資産の10%以内で仮想通貨投資を行ってみるようにしましょう。
そして、仮想通貨の中では安定しているビットコインやイーサリアムにしておく方がマイナーコインよりリターンは少ないですが、リスクを減らすことが可能なのでおすすめです。
とはいってもリスクをとって仮想通貨をポートフォリオに入れるので10%の資産が無くなっても良い!という方は夢を追ってマイナーコインを買うのも良いと思います。(私にはできませんが...)
ちなみに、現在ではこのように少しだけ仮想通貨をポートフォリオに組み込む方は増えていると思います。
まとめ
今回は、仮想通貨に手を出さない方が良い理由をお伝えしました。
仮想通貨はリスクが大きく、そのリスクに勝ったとしてもその後最大で利益の半分以上を税金で取られることになります。
このような理由から仮想通貨投資はやめておく方が賢明です。
現在のムードに乗せられて大損してしまわないように自信をしっかりとコントロールしましょう。
(購入するとしても資産の10%以下にしておきましょう。)