【投資の重要性】貯金格差の生まれる原因と2000万円を貯めるには?
いきなりですが、老後2000万円問題という問題が以前話題になりましたが、あなたは貯金2000万円を貯められていますか?
金融広報中央委員会によると、2000万円を貯められているのは20代だと約1%、30代だと約6%、40代だと約10%、50代だと17%、60代・70代だと約27%になります。
この結果を見ると思っているよりも多くの方が2000万円以上の資産を持っていることが分かります。
しかし、逆に資産が全くない人の割合も高いです。
貯金を全く持っていない人は20代で約41%、30代で約27%、40代で約28%、50代で約28%、60代で23%、70代で21%です。
このように貯金を持っていない人も多くいることが分かります。
そしてこの情報を見てわかることは、貯金を持っている人と持っていない人が二極化しているということです。
(10人に2人は2000万円以上持っていますが、10人に3人は貯金を持っていないのです。)
また、30代からは一気にその二極化が拡大していくことです。
そこで今回はそんな貯金格差が生まれる原因や対策をお伝えしていこうと思います。
貯金格差が生まれる原因を理解して、貯金なしの未来から抜け出し、是非貯金を保有する側になれるように行動していきましょう。
・貯金格差が生まれる原因・理由を知りたい方
・貯金が溜まっていない方
貯金格差が生まれる原因・理由
1. 投資
もちろん、勤める会社や自営業などによって収入に差があることは当然ですが、貯金をしている人ほど投資をしてお金に働いてもらっている人は多いです。
投資を行う際に投資シミュレーションを信じすぎるのはいけませんが、どれだけ投資を行うことで差が生まれるのかをみていきましょう。
30年間毎月3万円を貯金した場合と30年間毎月投資をした場合を見てみましょう。
まず、毎月貯金をしている場合は10年後に360万円、20年後に720万円、30年後に1080円になります。
これでは老後2000万円問題には全く足りません。
しかし毎月投資を行っていた場合は、10年後に419万円、20年後に984万円、30年後には1748万円になります。
これでも老後2000万円問題は解決しませんが、もう少しで解決しそうな金額です。
このように投資をしているかいないかで30年後には1.5倍以上の差が生まれることになります。
これは投資額が高かったり、年利が高いとさらに跳ね上がります。
そのため投資をしていない人は貧乏になり、投資をしている人は裕福になっていくのです。
実際に私の友人を見てみても投資をしっかりと行っている友人は、もうすぐ貯金が1000万円に届くと言っているのに対して、投資に全く興味もない友達は自身の貯金額も知らないレベル(ほとんど貯金は無い)と言っていました。
但し先ほどもお伝えしましたが、投資シミュレーションを信じすぎないようにしましょう。
投資を始めてもシミュレーション通りには動くことはまずないです。
マイナスになることももちろんありますし、30年後に絶対にその金額になっているわけでもありません。
これらのリスクも許容した上で投資を行うようにしましょう。
2. 浪費の多さ
浪費の多さもやはり貯金格差に大きく影響します。
・毎日仕事帰りにコンビニに寄ってお菓子やお酒を買う。
・毎日外食している。
・毎日自分へのご褒美がある。
など挙げればキリがありません。
もし1日で1000円浪費していれば、年間で36万円、30年間で1080万円になります。
これをやめるだけで老後2000万円問題の半分の金額が貯まることになります。
また、もしその金額を年利3%の投資に回せていれば2000万円に近い額が貯まります。
このように今行っている浪費をやめるだけで老後2000万円問題が解決してしまう方もいるので、自身が浪費をしていないのか一度見直してみるようにしましょう。
2000万円を貯めるには?
2000万円を計画的に無理なく貯めるなら30代から動く必要があります。
冒頭でもお伝えしましたが、30代以降は一気に貯金格差が拡大しやすいです。
そして、30代は定年退職までに投資に30年間をかけられる最後の期間です。
冒頭に毎月3万円を年利3%で運用すると話しましたが、30代から投資を始めればこのように無理なく計画的に2000万円に近い金額を貯めることができます。
逆に40代以降になると、定年退職までの期間が短いため毎月の貯金額を大きくする必要が出てきます。
まとめ
今回はそんな貯金格差が生まれる原因をお伝えしました。
冒頭にお伝えした老後2000万円という言葉を見て、「結局2000万円なんて元々お金を持っている人が貯められるお金だ。私には無理だ。」なんて思うこともあると思います。
しかし、実際に年収300万円や400万円でも多額の貯金を持っている人は存在します。
このように、あなたも貯金を持っている側になることが可能なので、しっかりと勉強した上で投資を行い、資産を上手に運用していきましょう。
老後を豊かに過ごすために今から行動していきましょう。