普通に貯金していてはお先真っ暗!普通の貯金だけでは老後は過ごせない理由と対策
あなたは貯金していますか?
貯金をしているあなたはとても堅実でしっかりとしていると思います。
しかし残酷なことですが、普通に貯金をしている(世の平均額を貯金している)だけではお先真っ暗な状況が待っています。
そこで、今回は普通に貯金をするだけではダメな理由と対策をお伝えしていこうと思います。
貯金を毎月されている方はがっかりしてしまう内容かもしれませんが、事実を知り対策をしていきましょう。
毎月の貯金ができているあなたならその次もできるはずなので一緒に頑張っていきましょう。
・毎月貯金をしている方
・将来が不安な方
1. 老後必要な資金
まずは老後に必要な資金を理解しておきましょう。
日本で一般的なサラリーマン+主婦の家庭の場合は老後におおよそで2000万円が必要になります。
詳細や他の状況に関しては以下で詳しく記載しているので参考にしてみてください。
couple-money-savings.hatenablog.com
数年前に世間を騒がせた額が本当に必要になることをまず理解しておいてください。
2. 毎月の貯金額の理想
次に毎月の貯金額の理想に関してお話ししていきます。
貯金額の理想は収入の20%程度と言われることが多く、この金額を毎月貯金に回せている場合は老後の心配は今のところしなくても問題ありません。
具体的には以下のように年代ごとに貯金ができることになるためです。
20代
20代の平均年収は約350万円と言われており、手取りは280万円程度になります。
なので、毎月の収入は24万円程度になるので、20%の貯金ができると20代で貯金は230万円になります。(大学卒業後の22歳からの8年間働いたとして計算)
30代
30代の平均年収は約440万円と言われており、手取りは350万円程度になります。
なので、毎月の収入は29万円程度になるので、20%の貯金ができると348万円になります。
40代
40代の平均年収は約500万円と言われており、手取りは400万円程度になります。
なので、毎月の収入は33万円程度になるので、20%の貯金ができると396万円になります。
50代
50代の平均年収は約590万円と言われており、手取りは450万円程度になります。
なので、毎月の収入は38万円程度になるので、20%の貯金ができると456万円になります。
60代
60代の平均年収は約450万円と言われており、手取りは350万円程度になります。
なので、毎月の収入は29万円程度になるので、20%の貯金ができると174万円になります。(定年退職を65歳とし、5年間働いたとして計算)
退職金
大企業か中小企業によっても大きく変わりますがここでは1000万円として計算します。
結果
結果は働き始めてから定年退職まで手取りの20%を貯金に回せていれば約2600万円貯めることができるので問題はありません。
3. 実際の年代別の貯金実態
次にそれぞれの年代の貯金の実態を見ていきましょう。
ここでは実態に近づくために平均値ではなく中央値でお話ししていきます。
20代
20代の貯金額の中央値は単身世帯で約20万円、2人以上世帯でやく約60万円でした。
先ほど話した理想の貯金額である230万円には大きく届かない結果になっています。
30代
30代の貯金額の中央値は単身世帯で約60万円、2人以上世帯で約240万円でした。
30代時点での理想貯蓄額は、約578万円になっているはずなのでどんどん理想額から離れていることがわかります。
40代
40代の貯金額の中央値は単身世帯で約90万円、2人以上世帯で約300万円でした。
50代
50代の貯金額の中央値は単身世帯で約130万円、2人以上世帯で約400万円でした。
60代
60代の貯金額の中央値は単身世帯で約460万円、2人以上世帯で約810万円でした。
結論
60代でも中央値では全く2000万円に届いていないことがわかると思います。
このように普通に生活をして貯金をしているだけではあなたは老後にお金が足りずに定年退職後も働く必要が出てきてしまいます。
最悪、病気や障害を抱えて仕事を続けなければいけないかもしれません。
そんなことになってしまわないように今のうちからしっかりと老後資金について考えておきましょう。
4. 対策
対策としては初めに伝えた手取りの20%を貯蓄に回すのがいちばんの解決になります。(お金が減るリスクはないため。)
しかし、手取りの20%も貯蓄に回していたら生活できない!という方も多いと思います。
そんな方は投資を行いましょう。
投資って言っても年間でたかが数%しか増えないのにリスクを冒さなきゃいけないんでしょう?と考える方もいますが、これは間違った考え方です。
投資には確かにリスクはあります。
しかしそのリスクに見合うモノがありますし、数%増えることの意味は思っているよりも大きいです。
投資は複利の力を使えるため使っている時間が長いほど効果を発揮します。
なので、たかが、数%しか増えないしやらなくてもいいや!ではなく、投資で少しづつ資産を増やしていくようにしましょう。
ただし、こういう話をするときに必ず注意喚起しますが、自分で勉強してから行うようにしてください。
とりあえず始めてみたり、誰かの言ってることを信じたりしているとそのうち失敗して、あなたの大事な資産は増えるどころか減ってしまうことになります。
まとめ
今回は普通に貯金をするだけではダメな理由と対策をお伝えしました。
今の現状に満足せずにできることは行っていきましょう。
ただ、一点言えるのは貯金を少なからず毎月できている時点であなたはすごいです。
そこまでできているからこそ次に進むことができるので嫌だな!と思わず自分はすごいんだ!と思いながら節約を加速させていきましょう!