お金に関して老後何とかなると考えている現役世代の方は一定数いると思います。
しかし、残念なことに現役世代のうちに老後のお金に関してはある程度準備しておく必要があります。
今お金に問題はないから大丈夫と考えていると60代になった際や定年退職の際に大きく後悔することになりかねません。
そこで今回は60代で早めに知っておくべきお金の知識と対策を伝えしていこうと思います。
あなたも早めに60代以降のお金の問題を知り、老後の準備をしておきましょう。
・現役世代の方
・老後に不安を感じている方
60代で気付いても遅いこと
1. 定年退職後の9割は雇用継続希望
定年退職後はのんびりと悠々自適に過ごしていくんだ!と考えている方は多いと思います。
しかし、残酷な事実ですが定年退職後に雇用継続を希望する方は全体の9割にも及びます。
一部仕事をもっとしたい!と思い雇用継続を希望している場合もあると思いますが、多くは今後の生活費が足りないなどのために雇用継続を希望しているのではないかと思います。
なので、単純にお金の問題があるから雇用継続を希望するという割合はもう少し低いと思います。(それでも多くの方が老後にお金に困ってることはわかると思います。)
定年退職する頃には若い頃とは違って身体も元気ではないことも多いですが、それでも生きていくために仕事を継続するという方がほとんどだということを理解しておきましょう。
絶対に「定年退職後は仕事を辞める」という方は早めから老後の準備をしていきましょう。(定年退職後、一切働きたくないのであれば、社会人になってすぐに準備を始めた方が良いと思います。)
2. 60代で収入は大きく落ちる
定年退職(多くの場合は65歳)までは今まで通りお金を貯めることが出来ると考えている方が一定数いますがこれは間違えた知識です。
実際には60代になると50代の頃よりも大きく収入は落ちてしまいます。
具体的には64歳までで約20%も落ちると言われています。
また、定年退職後は50代の頃よりも約38%も収入が落ちると言われています。
このように60代になると大きく収入が落ちるので、定年退職まではお金を貯められると思っていても実際にはそこまで貯められないことが多いです。
なので、出来れば50代までに老後の資金に関してはほとんど準備を終えているのが理想です。(収入が落ちても人間は生活水準を保とうとするため60代では貯金できる額が減ることが想定されるためです。)
3. 老後の支出は28万円
老後の世帯の支出は28万円と言われており、ゆとりある暮らしの場合は36万円が必要と言われています。
国民年金の平均受給額は男女ともに5万円台になっており、厚生年金の平均受給額は男性が約16万円、女性が10万円となっています。
国民年金と厚生年金で大きく受給額に差はありますが、いずれの場合も老後世帯の支出には届きません。
このような状態になるので毎月赤字の世帯も多く、最悪の場合は破産してしまう場合もあります。
住宅ローンを遅くに組んだ方などは住宅ローン破産なども多く、特に破産の危険があります。
4. 思ってもいない出費が増える
60代になると今までなかったような出費が増えていきます。
具体的には親の介護や医療費などです。
親の介護は総額で5071300円かかると言われておりかなり大きな金額が必要になります。
具体的な費用は以下で紹介しているので参考にしてみてください。
couple-money-savings.hatenablog.com
さらに体力もかなり必要で精神的にもかなり消耗してしまいます。
なので、私の親も祖父母の介護で頭を悩ませています。
また、医療費に関しても60歳にもなると1つや2つは身体に何か負っている場合が多く意外とお金がかかります。
高齢者は医療負担額は低いですが、それでも頻度が多ければ大きな金額になってしまいます。
5. 60代は賃貸が借りづらくなる
60代になるとだんだん賃貸住宅を借りにくくなっていきます。
そのため少し無理をして賃貸を借りたりする場合も少なからずあります。
このように家を借りづらくなることで出費が増えてしまう場合があります。
対策
60代になって今回の事実に気づいた方は正直かなり厳しいと思います。
しかし、今からでも対策をしなければもっと厳しいことになるので対策をしていきましょう。
60代の今この事実に気づいたあなたが行うべきなのは生活水準を下げることです。
今更生活水準を下げるなんて出来ない。と感じる方もいると思いますがやるしかありません。
少しでも今から対策をして老後を豊かに暮らせるようにしていきましょう。
まとめ
今回は早めに知っておくべきお金の知識と対策をお伝えしました。
今回の事実を早めに知ることができたあなたは、どれだけ老後が厳しいものになるか今理解できたので老後に備えることができます。
しっかりと危機感を持って老後の備えをしていきましょう。
もう老後ギリギリにこの事実を知った方もまだまだ行えることはあります。
その行えることまで疎かにして悲惨な老後になってしまわないように、今から出来ることを行っていきましょう。