貯金しないとあなたは一生働くことになる!終身労働は目の前まで迫っている
「働くのはお金のため」「働くのしんどいな」と感じている方は多いのではないでしょうか?
そして、それを耐えて定年退職を迎えれば、ようやく仕事(働くこと)から解放されると思っていないでしょうか?
この考え方は昔の古い考え方で、今の現代は貯金がないと定年退職をしても働き続けなければ生きていけません。
そこで、今回は貯金がないと一生働き続けることになる理由をお伝えしていこうと思います。
終身労働を行うことにならないように、貯金しないと一生働き続けることになる理由をしっかりと理解して終身労働を遠ざけましょう。
・一生働くの(終身労働)が嫌な方
・貯金が無いと終身労働になる理由を知りたい方
老後資金はいくら必要か?
以前、老後2000万円問題というニュースが世間を騒がせましたが、これは間違いではなく事実です。
日本人に多い一般的な家庭は「会社員+専業主婦」が多いです。
この一般的な家庭の場合、老後資金は2000万円程度必要になるのです。
もちろん、個人事業主などの場合は年金が少なくなるので2000蔓延以上の老後資金が必要になってきます。
個人事業主や他の場合など老後資金の詳細は以下で紹介しているので参考にしてください。
couple-money-savings.hatenablog.com
貯金が無いと終身労働になる根拠
必要な老後資金が分かったところで本題に入っていきましょう。
貯金が無いと終身労働になってしまう根拠は大きく3つあります。
1.退職金と年金は減っている
いままであれば(昔は)定年退職後の退職金や年金をもらうだけで貯金はなくても問題なく暮らしていくことができました。
しかし、現代はもうこのような時代ではありません。
まず退職金の現状を見ていきましょう。
2003年代の退職金は平均で約2500万円もありましたが、2018年代では平均で約1800万円になっています。
退職金は15年間で700万円程度(28%)減っているのです。
※厚生労働省「就労条件総合調査」「賃金労働時間制度等総合調査」を基に数値を記載(実値ではなく概数で記載)
同じペースで退職金が減っていくと2033年には退職金は約1300万円、私が定年になる30年後の2048年には約950万円になっている計算になります。
次に年金の状況を見ていきます。
年金の平均支給額は2005年には約16万5000円で2020年には約14万5000円でした。
年金も15年間で2万円程度(12%)減っていることが分かります。
※厚生労働省「公的年金財政状況報告」を基に数値を記載(実値ではなく概数で記載)
同じペースで退職金が減っていくと2035年には退職金は約12万8000円、私が定年になる30年後の2050年には約11万2000円になっている計算になります。
少し極端な計算かもしれませんが今後退職金も年金も減っていくことは変わらないと考えています。
定年の引き上げ
定年は少しづつ確実に引き上げられています。
60歳だった定年は65歳になり、2021年には改正高年齢者雇用安定法が施行され、65歳から70歳までの就業機会を確保するための施策を講じることを努力義務としました。
今後これが義務化される未来も近いのかと考えています。
これは日本が屈指の少子高齢化であることが大きな原因の1つです。
このように国が定年を引き上げて長く働ける環境を作っているので終身労働に拍車がかかる可能性があります。
終身雇用の崩壊
先ほどと矛盾したような内容になりますが、定年までは安定と思っていてもそうではない可能性があります。
これからの時代はどんどん不要な人材は切られていく時代になっていきます。
今でも多くの会社が早期退職制度を利用して不要な人材を減らそうとしています。
そして、今働いている会社を解雇されると、もちろん今よりも収入が減る可能性があり、もし減ってしまった場合は今まで以上に貯金はできず終身労働に近づいてしまう可能性があります。
対策
そんな終身労働にならないためには貯金と投資をするしかありません。
誰も助けてはくれないので自分で貯金・投資をして老後への備えをするようにしましょう。
投資はギャンブルではありませんが元本保証もないので負ける可能性もあり、絶対に勝てるモノでもありません。
投資を行う場合は必ず勉強してから行うようにしましょう。
まとめ
今回は、貯金がないと一生働き続けることになる理由をお伝えしました。
「退職金・年金の減少」「定年の引き上げ」「終身雇用の崩壊」など様々な理由からあなたは一生働くことになりかねません。
一生働くことにならないために、今のうちから貯金や投資を少しでも行っていきましょう。
明日からではなく今日から始めないと後悔するのは未来のあなたです。
未来の自分を助けられるのは今の自分だけと思って一緒に貯金・投資を行っていきましょう。(先ほどもお伝えしましたが投資を行う場合は必ず勉強してから行うようにしましょう。)