あなたはどうしてる?タンス預金のメリット・デメリット
自宅に現金を置いておくことをタンス預金と言い、日本人のタンス預金は30兆円〜80兆円あるともいわれています。
そんなタンス預金はもし何かあった時のためにしている方が多いと思います。
確かにタンス預金はすぐにお金を用意することができるため柔軟に使うことができます。
しかし、タンス預金はメリットだけでなくデメリットも多くあります。
そこで今回はタンス預金のメリット・デメリットをお伝えしていこうと思います。
タンス預金は意外とリスクも多いです。
そのリスクを知った上でタンス預金を行うかを判断しましょう。
・タンス預金を大量にしている方
・タンス預金をしようか悩んでいる方
タンス預金のデメリット
1. 相続時のトラブル
タンス預金は存在するかしないか、存在したとしてもいくらあったのかを証明するのが難しいため相続時にとらぶるにまきこまれやすくなります。
相続人の一人しかタンス預金知らずにそのタンス預金を全て持っていってしまったり、相続税の納付が終わった後にお金が見つかりトラブルになってしまうこともあります。
そのためもしタンス預金を行っており、自身もかなり歳をとっているのであれば家族に対してタンス預金の存在や金額を何かしらの形で残しておくと良いと思います。
2. 盗難の危険性
現金を家に置いておくことで、盗難のリスクもあります。
家に盗難に入られるだけでも損害は大きいのに、その上多額の現金まで取られてしまうと精神的に参ってしまう人も多いと思います。
そのため、タンス預金は必要最低限にしておき万が一の事態でも被害を抑えられるようにしておきましょう。
盗難する方が悪いのは確かですが、一応このような事態にも備えておいた方が良いと思います。
3. 災害の危険性
災害時に現金は保証されない場合がほとんどです。
そのため火災や地震などでタンス預金がなくなってしまう可能性があります。
日本は地震大国です。
そんな日本で保証されないタンス預金をしておくのは私はリスクが大きいと思います。
先ほども言いましたが、リスクを抑えるためにタンス預金の額を最低限にしておきましょう。
4. 利子がつかない
これは今後の日本を生きていく上では、致命的になると私は思っています。
今後日本ではさらに物価の高騰、増税、退職金の減少、などが見込まれます。
収入が増えていくのであればこれも仕方ありませんが、収入が増えていく兆しも見えません。
そんな日本で生きていくのであれば、利子は超重要になってきます。
たかが0.数%かもしれませんがそれでも重要になってくると私は考えています。
そのためタンス預金ではなく、金融機関での貯金、さらに投資を行っていくべきだと思っています。
最近はよく、「お金に働いてもらう。」と聞きますが、本当にこれは大事なことなので、タンス預金でお金を放置するのはもったいないのでやめておきましょう。
5. 保管場所を忘れてしまう
意外と多いと思っているのがこれです。
多額の金額であれば忘れることは少ないと思いますが、多少の金額であれば忘れてしまうこともあると思います。
あなたもいつ保管したのかわからないお金が急に出てきたことがあるのではないでしょうか。
このように時間が経つと保管していたこと自体忘れてしまうことがあります。
タンス預金のメリット
1. すぐに使える
まずなんといってもすぐに使えることです。
これがタンス預金の最大のメリットです。
緊急で大きな額が必要な場合でも難なく対応ができます。
緊急で大きな額が必要な時に限って銀行が空いていないという場合もあるのでそのような場合にも対処ができます。
2. 手数料がかからない
銀行口座からお金を取り出す際などは時間や曜日によって手数料が発生します。
この手数料は1回きりであればそこまで大きな金額ではありませんが、続けていると大きな金額になります。
そんな手数料をタンス預金の場合は一切支払う必要がありません。
3. 個人の資産を把握されない
最近ではマイナンバーで国が個人の資産を把握しやすくなっており、さらに新紙幣の発行で個人の資産を一気に国が把握できるのでは?ともいわれています。
しかし、タンス預金をしていると、国や金融機関に自身の資産を把握されません。
そのため自身のプライバシーを守りたい方や資産を誰にも知られたくないという方にはメリットになります。
4. 金融機関が破綻しても関係がない
金融機関が倒産などをすると預けていた資産は無くなってしまいます。
ただし、金融機関は倒産したとしても1000万円までは保証してくれる制度があります。
そのためタンス預金が好きという方も、1000万円までは貯金を検討してみるのは良いと思います。
まとめ
今回はタンス預金のメリット・デメリットをお伝えしました。
タンス預金はすぐ使えるというメリットが際立って目立っていますが、デメリットも多くあるのでしっかりとデメリットを理解しておきましょう。
その上でタンス預金を利用するのであれば良いと思います。