老後の貯金格差の原因は?原因を知り資産を増やしていく。
老後は備えていた者が豊かに暮らし、備えられていなかった者が貧乏に暮らすようになる可能性が非常に高いです。(特にサラリーマンなどの場合)
全く同じ収入を得ていても、老後の備えをしているかしていないかで数百万、数千万円の貯金の差が生まれることも普通にあり得ます。
そこで今回は、老後の貯金格差の原因についてお伝えしていこうと思います。
老後の貯金格差は老後になってから取り戻すことはほぼ不可能になってしまいます。
後悔してしまう前(今すぐ)に対策して、老後を豊かに暮らせるだけの資金を貯める行動をしていく必要があります。
そのためにまずは老後の貯金格差が起こる原因をしっかりと理解していきましょう。
・老後の資金を準備できていない方
・貯金していない方
・老後はなんかなると考えている方
老後の貯金格差の原因
1. 複利の力を使えているか
まずとても大事なのは複利の力を使って資産を増やしてこれたかどうかです。
複利とは簡単に言えば利益を元本に加えて得られる利益(利益にも利益がつく)のことです。
そしてこの複利は時間をかければかけるだけ爆発的な効果を発揮します。
利率が5%だとして、単利であれば100万円預けていると毎年5万円の利益を得ることができ、20年後には2倍の200万円になっています。
しかし、これが複利であった場合は利益に利益が乗るので20年後には約265万円になるのです。
このように複利を使うだけでも役65万円も多く資産を増やすことができます。
また、この元本が大きければそれだけ差も大きくなりますし、年数をかければかけるほど資産も加速度的に増えていきます。
具体的に、元本が1000万円だった場合は20年で約650万円の差がつきますし、30年だと1000万円以上の差が出てくることになります。
このように複利の力を若いうちから使えているかいないかで、貯金に大きな差が生まれます。
まだ複利の力を使えていないあなたは是非複利の力を今から使うようにしましょう。
2. 退職金のもらえる会社に勤めていたか
残念ながら退職金のもらえる会社に勤めているかいないかは、老後の貯金格差に直結します。
退職金は大企業の場合は、平均で2000万円とも言われているのでかなり大きな差が生まれてしまいます。
もし現在退職金のない会社に勤めている場合は、早めに転職を検討して退職金制度のある会社に勤めるようにしましょう。(月々の給与が高い場合を除く)
3. 老後になる前に節約生活に慣れていたか
老後の生活に突入する前に節約生活に慣れることができていたかも、老後の貯金格差に影響します。
65歳の時は同じ貯金額だった2人がいたとして、1人は節約をしっかりと行える人で、もう1人は一切節約が出来ていなければ、10年後には貯金の差はすごいことになっていると思います。
生活費に毎月5万円の差があるだけでも、10年後には600万円の差が生まれてしまいます。
このように、老後に入る前に節約生活に慣れておけるかどうかで大きく資産の減り具合は変わってきます。
このようにお伝えすると必ず「老後に入ってから節約を始めれば良い。」と考える人は一定数います。
しかし、残念ながらすぐに生活レベルを変えることは人間にはなかなか出来ません。
そのためどんどんと貯金を失い、貯金格差が開いていくことになります。
「老後の生活費がない。」とならないように、老後前から節約を意識した生活を送るようにしましょう。
4. 老後のシミュレーションを若いうちにできていたか
老後のシミュレーションを20代や30代などの若いうちにできていたかどうかも、老後の貯金格差に直結します。
早めに老後には何にいくらかかるのか、どれくらいお金を貯めておけば安心できるのかを知ることができれば、そのための行動も若いうちから始めることができます。
具体的に老後の生活にxxxx万円、医療費にxxx万円、娯楽費にxxx万円のようにハッキリとした数字を知り、これらの合計を貯めるためには今から1年にいくらずつ貯めていけば良いかまで計算しておきましょう。
早めに行動できてあるので無理ない計画でも老後の資産を貯めやすいです。
周りの人が馬鹿みたいにお金を使っている時に、将来を見据えて行動ができているだけで大きく差がつきます。
この記事を見てからすぐに老後のシミュレーションを行い、老後のお金について計画的に貯めていきましょう。
まとめ
今回は、老後の貯金格差の原因についてお伝えしました。
老後の貯金格差は中々ひっくり返せるものではなく、そこからの逆転は望み薄です。(時間が足りないため)
なので、早めに準備をしておきましょう。
若いうちは堅実にお金を貯めていけば誰でも小金持ち程度にはなれる可能性があるので、小金持ちを目指して若いうちから行動していきましょう。
また、この記事を見て絶望している人もいるかと思います。
しかし、今があなたの1番若い日なので絶望なんてせずにすぐに行動に移していきましょう。