目標貯金額はこのように決めろ!年代別の目標にすべき貯金額とその理由
日本でも物価上昇が進み、老後2000万円問題など多くのお金の問題が浮き彫りになってきました。
そんな背景もあり、貯金を意識している方は以前よりも多くなっているのではないでしょうか?
しかし、貯金を意識していても「どれだけ貯金すれば良いかわからない。」のように貯金に関して悩みを持っている方は多いと思います。
そこで今回は、年代別で目標にすべき貯金額とその理由をお伝えしていこうと思います。
自分が今どれだけ貯金すべきなのかを明確にして、貯金のモチベーションを上げていきましょう。
・いくら貯金すれば良いか分からない方
・貯金を増やしていきたい方
貯金の前提
まず貯金の前提ですが、貯金は固定の金額ではなく収入の割合で決めるようにしましょう。
具体的には「毎月3万円貯金する。」とするのではなく「毎月収入の2割を貯金する。」のようにしましょう。
これには大きく2つの理由があります。
1つ目は無理なく続けやすいためです。
収入に応じて貯金額を増やしていく方が、生活的にも楽で貯金を継続しやすいです。
確かに収入が20万円なのに毎月貯金を10万円していたら厳しい生活になり、すぐに貯金のモチベーションが下がってしまうと思います。
このように大きな無理をすることなく貯金を貯めていくことができます。
2つ目は貯金が増えていきやすいためです。
日本はまだまだ年齢によって給与が上がりやすいです。
そのため時間が経てば収入が増えるため、それに合わせて貯金額も増やしていくことができます。
収入が20万円から30万円になっても、毎月固定で2万円の貯金をしているのでは、貯金は増えにくいです。
しかし、割合で貯金をできていると収入が増えるたびに貯金も増えるので貯金が増えやすくなります。
毎月固定で大金を貯金している場合は別ですが、その場合は生活が厳しく貯金を辞めてしまう可能性があるので推奨はできません。
年代別で目標にすべき貯金額
これらの前提を踏まえた上で年代別の目標貯金額をお伝えしていきます。
20代
20代に関しては大きく貯金を貯められる時期です。
多くの場合は独身時期や共働き時期に属しているのでこの間にできる限り貯金を貯めておく必要があります。(独身時期や共働き時期は貯金がためやすいタメ期ともいわれています。)
そんな20代は収入の25%の貯金を目標にしましょう。
収入が20万円であれば5万円、30万円であれば7.5万円です。
少し厳しい数字に見えると思いますが、目標にすべきはこの数字です。
また、20代の働き始めの時期にこの貯金目標を達成できているということは、確実に節約習慣や貯金習慣が身についていることになります。
この習慣は今後生きていく上で大きな力になるので、ぜひ20代のうちにこの力をつけておきましょう。
30代
30代に関してはまだ貯金がしやすい時期です。
マイホームの購入や出産など人生の大きなイベントが多いと思います。
ただ。マイホームに関してはローンにして毎月支払う金額は今までの家賃と同様程度の場合が多く、子供に関してもまだ小さいので月々に大きな金額がかかることはないと思います。
そのため、30代でも収入の20%程度の貯金をしておくようにしましょう。
厳しいと感じるかもしれませんが、今後の年代ではさらに貯金は難しくなるので出来る限りここで貯めておきましょう。
40代
40代は子供が学生になりお金が一気に必要になってくる時期です。
子供の学校の部活や塾の費用など多くのお金が必要になります。
塾の費用だけでも毎月1万円〜2万円の負担増になる場合が多いです。
そのため40代のうちは収入の15%の貯金を目標にしましょう。
50代
50代では子供の大学費用やマイホームの修繕なども必要になってくる時期で、大きくお金が必要になります。
ここからは子供が独り立ちするまでは貯金は収入の10%、子供が独り立ちしてからは収入の25%の貯金を目標にするようにしましょう。
どんな状況でも最低10%の貯金は行っておく方が良いのでここは踏ん張りどころとして頑張っていきましょう。
(一度でも貯金しない期間があるとその後貯金を辞めてしまう可能性もあるため)
60代
ここまでくるとお金がかかる問題に関しては落ち着いていることが多く、残るは自分たちの老後の資金だけです。
そのため定年退職までの間に収入の25%の貯金を目標にして貯めていきましょう。
そして取り崩してく際も一気に株をすべて売るのではなく、使う分だけ売るようにして利益を取得し続けるようにしましょう。(リスクの高いままで残しておくのはNG)
まとめ
今回は、年代別で目標にすべき貯金額とその理由をお伝えしました。
目標は高すぎるとやる気を失いますが、低すぎても問題です。
自分が少し頑張れば達成できるくらいの目標を立てて目標を達成していきましょう。
今回の年代別の貯金目標はかなり厳しめの記載になっているので、時と場合に合わせて少しパーセンテージを上げたり、落としたりしてみてください。
貯金は早い時期ほど行いやすいので、早い時期から貯金を行なっていきましょう。