扶養について理解できてる?両親を扶養に入れる条件やメリット・デメリット
扶養は多くのサラリーマンが利用していると思います。
妻を扶養していたり、子供を扶養していたり、両親を扶養していたり様々です。
しかしその扶養の中でも、子供や妻の扶養はしていでなんとなく理解しているけど、両親の扶養に関してはあまりよく知らない。という方は多いです。
そこで今回は親を扶養に入れるための条件やメリット・デメリットをお伝えしていこうと思います。
親がそろそろ仕事を辞めそうという方などには、かなり直近で必要になる知識なのでしっかりと理解しておきましょう。
メリットとデメリットを確認してから両親を扶養に入れるか判断しましょう。
・両親から扶養に入りたいと話されている方
・両親を扶養に入れるべきか悩んでいる方
両親を扶養にいれるメリット
1. 節税になる
両親を扶養にいれることで自身の収入に対して、控除が適応されるため所得税の節税ができます。
そのため両親とそこまで仲が悪くない場合などは、検討しても良いと思います。
2. 社会保険料を支払わなくても良くなる
両親は扶養に入ることで、健康保険料を負担せずに健康保険の対象になれます。
65歳以降でも一人当たり年間で5万円程度は支払う必要があるので、2人の両親なら10年間で100万円の節約になります。
このように健康保険料も積み重なるとバカにならないので、保険料が厳しい場合は子供に相談してみるのも良いと思います。
また子供の場合も、自信に余裕があるなら親に扶養に入るか提案してみても良いと思います。
3. 親は子の支援を受けることができる
仕事を辞めて収入が減ってしまい生活が苦しくなった場合に支援を受けることができます。
ただし、元から支援を受ける期満々の親は正直どうかと思うので。できる限り自分でなんとか行動してみてどうしてもダメなら子供に相談してみましょう。
両親を扶養にいれるデメリット
1. 負担増の可能性
親を扶養に入れる場合は、生計を一にしていることが条件になります。
それゆえに、子供側の経済的な負担が上がってしまう危険があります。
また両親がわがままだったりすると、経済的な面だけだなく、それ以外にも大きな負担を強いられることになる可能性があります。
2. 介護サービス費用が必要になる可能性
両親と生計を同一にしているということは、一緒に暮らしている場合がほとんどだと思います。
そんな状況では、介護サービスを利用する頻度も増えると思います。
あなたにもあなたの生活があります。
そのため四六時中両親の面倒を見るわけにもいきません。
そこで介護サービスを利用せざるを得なくなる場合があります。
介護サービスの利用料は結構高く5万円を超えることは少なくありません。
毎月5万円が固定費として出ていくとなるとかなりの負担になってしまうので、介護サービスが必要な場合などは両親を扶養に入れることで首を絞めることになりやすいです。
そのため両親を扶養に入れる際は、しっかりと検討の上入れるようにしましょう。
両親を扶養にいれる条件は?
扶養に入れる条件は以下の通りです。
・収入が一定額以下のこと(60歳以上や障害手帳を持っているなど場合によっては額は異なる)
・扶養者が被扶養者と生計を同一にしていること
・日本国籍で日本国内に住民票があること
両親に「扶養に入れて」と言われたらどうする?
正直あなたのお金の状況や両親のお金の状況や体調によって大きく変わると思います。
あなたがある程度お金を持っているなら、正直親がどんな状態でも入れてあげれば良いと思います。(親は入ったほうがメリットが多いため)
しかし、お金に余裕がないのであればしっかりと考えましょう。
もし親が体調が悪く面倒を四六時中見なければならないなら、仕事もあるのでそれは難しいと思います。
また、親が一切お金を持っていない状態なら完全にあなたの負担が上がってしまいます。
あなたもお金をあまり持っていない状態でこんなことになれば共倒れになってしまうので、互いに頑張って生活していく方が私は良いと思います。
逆に自信にお金がなくても親にお金があるなら介護サービスなども自分たちのお金で行ってもらうことができ、あなたの節税にもなるので扶養に入ってもらった方が良いと思います。
まとめ
今回は親を扶養に入れるための条件やメリット・デメリットをお伝えしました。
両親も困っているからこそあなたに扶養を頼んでいると思います。
そのため、助けてあげたい気持ちが大きくなると思います。
しかし、一瞬の助けになってもそこから一緒に共倒れになっては意味がありません。
こうならないためにも冷静に親の扶養は判断しましょう。
たまに歳をとってから助けてもらえるし「子供は最高の投資だ。」のようにいう人がいますが、子供はあなたのものではありません。
そんな考えを持っている親は正直私なら絶対に扶養に入れたくないので、今そのような考えを持っている両親の方がいればその考えは捨てるようにしましょう。