気づいたときには遅い!親のお金事情を理解しておくべき理由とその方法
あなたは親のお金の事情を理解できていますか?
多くの方は理解できていないと答えるのではないでしょうか。
日本人はお金に関して敏感で家族内でもお金の話はタブーという場合も多いためです。
しかし、そんな状態ではあなたの将来に影響を与えることもあります。
そこで、今回は親のお金事情を理解しておくべき理由とその方法をお伝えしていこうと思います。
あなたの将来にも大きな影響を与える親のお金事情をしっかりと理解しておき、自身の将来を守りましょう。
・親のお金事情を理解できてない方
・老後のお金を守っていきたい方
親のお金事情を理解しておくべき理由
親のお金事情を理解しておくべき理由は親があなたの貯金を食い潰す可能性があるためです。
具体的には、親に介護が必要になった時に親にお金がなければ、その介護費用はあなたが支払うことになる。
親がお金がなくなり一人で生きていけなくなれば、その分あなたが助けながら生きて行かなければならない。
のような状態です。
このように親のお金の事情を知っていなければ急に上記例のようになってしまう可能性があります。
「親の介護費用なんだから親の貯金から」と思っていたら全額あなたが支払う必要があるなんてことにならないようにするためにも親のお金事情を早めに知り、問題がありそうなら早めにそれを正していく必要があります。
また、最悪なのは借金がある場合です。
借金に関して親が隠しており、亡くなった後に発覚することもあります。
親族が亡くなった場合、相続人は相続放棄を3ヶ月間しか基本的にできないので、その期間外に知ってしまうと借金を負うことになってしまいます。
貯金を隠しているならまだしも、今後私たちに降りかかってくる借金を隠すのはやめて欲しいですね...
親のお金事情を知る方法
1. 直接聞く
顔を合わせて際に直接聞いてみましょう。
もちろん、「財産を狙っているのか!」と怒鳴ってきたり、あからさまに嫌な顔をしたりする人もいます。
そのため直接聞くのは親との関係性がよくお金の話ができている人に限ります。
親との関係性が良くなかったり、久しぶりに話す時に直接お金の事情を聞くと地雷になってしまう可能性が高いのでやめておきましょう。
2. 事例を出して聞く
多くの場合はこちらの方法で聞き出しましょう。
出来れば、親が知っている人の事例を出しましょう。
子供の頃から家族ぐるみで仲の良かった友人の事例などは効果も抜群だと思います。
「A君の親が急に倒れて入院台が必要だけど、足りないらしい。
親の口座から引き出せればいいんだけど、昏睡状態でそれも難しく、今後どうするか困っていたよ。」
このように事例を話し、状況を見て今ならいけるという状態なら一度お金事情を聞いてみましょう。
親がお金を使いすぎる事例
1. 孫に注ぎ込みすぎる
たまに孫に対して会うたびに何でもかんでも買ってくる方がいます。
そう言った話はあなたの身近でも聞いたことがあると思います。
そんな場合は無理をして孫にお金を使ってしまっている場合があります。
そして、それをやめられずに自身の老後や介護費用まで食い潰してしまう場合があります。
2. 退職金で舞い上がってしまう
定年退職すると、退職金が手に入ります。
今まで見たこともないような大きな金額がドッと手に入るので、気持ちが大きくなる方も多いです。
その大きな気持ちのまま、旅行や少し良いサービスなどを多用してみるみるお金がなくなっていく場合があります。
いくら大金といえど、たかが数千万円です。
数千万円は何十年も遊び続けられる金額ではないので、退職金が入っても舞い上がってしまわないように注意しましょう。
問題点を正す方法
もし、お金事情に問題がある場合は早めに生活費の見直しを行いましょう。
高齢者の場合、保険代や携帯代などに疎く、セールスマンの言いなりになって購入してしまっているケースも多いためです。
固定費をカットできると一気に家計が改善する場合もあるので、まずは固定費から正していきましょう。
また、定年退職して退職金が出たからと言って贅沢をしている場合も多いです。
このような場合は、今のままお金を使っているとどうなるのかをしっかりと数字で見せてあげましょう。
大金があると思っているが故に「これくらいなら」という気持ちが芽生えることも多いので、その状態を脱却させてあげてください。
高齢者たちの懐事情
世帯主が65歳以上の世帯の平均貯金額は約2400万円といれています。
また、中央値でも約1700万円といわれています。
このように高齢者は若者に比べれば、断然お金を持っています。
まとめ
今回は親のお金事情を理解しておくべき理由とその方法をお伝えしました。
親のお金事情は中々聞きにくいですが、人生設計をしていく上でこれは聞いておくべきです。
親とお金の話も難なくできる関係性を作っておきましょう。