2023年10月からは様々なお金の制度が変わります。
あなたはこれを理解していますか？
理解できていなければ、生活に関わることも多いので、損してしまう可能性があります。
そこで、今回は2023年10月から変わる様々なお金の制度についてお伝えしていこうと思います。
2023年10月から何が変わるのかを理解して、今のうちに対策できることは対策しておきましょう。
・お金の知識が乏しい方
・2023年10月から何が変わるのか知らない方
・免罪事業者の方
2023年10月から変わるお金の制度
1. インボイス制度
インボイス制度とは、「仕入税額控除」の新しい方式のことです。（適格請求書等保存方式）
これにより、益税（合法的に納税されていない手元に残る消費税）をなくすなどができるようになります。
といっても分かりずらいと思うので、簡単に言うと事業者の消費税のルールが変わると思ってください。
なので、直接的に私たち消費者に関して影響はありません。
しかし、私たち消費者も間接的には影響を受けることになります。
インボイス制度により、免税事業者の取引先や報酬が減ってしまう可能性があるので、その分今以上に物価上昇（値上げ）が行われる可能性が高くなります。
しかも、国内の事業者の半分近くが「免税事業者」になるので多くの事業者に影響が出ると予想できます。
※免罪事業者とは課税売上高が1,000万円に満たない事業者のことで、消費税を合法的に納めなくてもよかったのが、今回のインボイス制度開始で納める必要が出てくる。
2. ふるさと納税改悪
2023年10月からふるさと納税のルールが変更・改正されます。
大きく2つの部分が変更・改正されます。
1つ目は経費の定義の変更（厳格化）です。
ふるさと納税の必要経費にはルールが以下のように存在しています。
・事務手数料などの経費は寄付金額の5割までにすること
・返礼品は寄付金額の3割までにすること
そして、この経費の中に以下が追加されました。
このように経費が増えることで返礼品の品質が今までよりも悪くなるなどの影響が出る可能性があります。
2つ目は、返礼品は地場産(その地域で作られたもの)であることに変更されます。
今まで返礼品にしていたものが返礼品にできなくなる場合が想定されるので、返礼品の種類が大幅に減ってしまう可能性があります。
このようにふるさと納税が改悪されてしまいます。
但し、改悪されたからと言ってふるさと納税が節約を豊かな制度にしてくれる制度なのは変わりません。
改悪という言葉だけを聞いて「もうふるさと納税はダメなんだ。」と勘違いしてしまわないようにしましょう。
改悪されてもふるさと納税の利用は確実に節約などの役に立つので、今後も上限額いっぱいまで利用するようにましょう。
3. 酒税変更
以下のように2023年10月に酒税が改正されます。
| お酒の種類 | 2020年10月 | 2023年10月 |
|---|---|---|
| ビール | 70円 | 63.35円 |
| 新ジャンル (第3のビール) |
28円 | 37.8円 |
| 日本酒 | 38.5円 | 35円 |
| 果実酒 | 31.5円 | 35円 |
実質的にビール、日本酒、果実酒の税金が下がり、第3のビールが値上げされることになります。
最終的にはビール、発泡酒、第3のビールは同じ税率になる予定です。（2026年10月）
酒税変更に関しては以下で詳しく紹介しているので、知りたい方は以下を参照してください。
couple-money-savings.hatenablog.com
4. 最低賃金の引き上げ
2023年10月より、最低賃金の引き上げが順次実施されます。
都道府県ごとに行われ、39〜47円の引き上げになります。
全国平均で初めて最低賃金が1000円を超えることになります。
5. NHK受信料値下げ
2023年10月より、NHK受信料が月額で最大270円、12か月前払いだと最大2975円値下げされます、
但し何度かお伝えしているように現代では、NHK受信料を払っていること自体が無駄になりつつあるので、早めにテレビを処分して受信料の支払いを辞めてしいましょう。
スマホでも十分に情報を得ることは出来ます。
特に若い方の場合はテレビよりもスマホを見る時間の方が長いと思うので、この機会に一度検討してみましょう。
まとめ
今回は2023年10月から変わる様々なお金の制度についてお伝えしました。
2023年10月はインボイス制度、ふるさと納税の改悪など生活に大きな影響を与えるマイナスの改革があることが分かりました。（少しはプラスの話もありましたが...）
そして、このように生活に大きな影響を与えるマイナスの改革は今後も続いていく予想ができます。
このようなお金のマイナス改革に負けないためにも、節約などをしっかり行って乗り切っていきましょう。
