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意外と知らない?確定拠出年金って何?メリット・デメリットと共に紹介

確定拠出年金」と聞いてピンとくる方は意外と少ないと思います。

特に20代などの若者ほど理解できていない方が多いです。

実際に私も少し前まで理解できていませんでした。

そこで、今回は確定拠出年金とは何か、またメリット・デメリットをお伝えしていこうと思います。

確定拠出年金を上手に利用することで、老後に少し余裕が出る可能性もあるので、しっかりと理解しておきましょう。

この記事はどんな人におススメ?

確定拠出年金を理解できていない方

・年金制度を理解できていない方

1. 年金の種類

まず、年金の種類は3つあります。

それが国民年金」「厚生年金」「確定拠出年金です。

そして国民年金は、条件を満たした20歳以上60歳未満の全ての国民に加入義務のある年金です。

そして厚生年金は、会社員や公務員に加入義務のある年金です。(ちなみに厚生年金は自動的に国民年金にも加入していることになります。)

最後に確定拠出年金は、これは加入義務はありませんが拠出された掛金とその運用益との合計額をもとに、将来の給付額が決定する年金制度です。

これは老後のための資金を貯めるためのモノという考えが強く、原則60歳にまるまで受け取ることができません。

これらを多く支払っているほど、老後に支給される年金額は多くなる可能性が高くなります。

2. 確定拠出年金の種類

そして、確定拠出年金にはさらに2つの種類があります。

それが「企業型DC(企業型確定拠出年金)」と「iDecoです。

企業型DCは掛金を事業主が拠出する年金の制度です。

但し、企業型DCを導入している企業は一部なので自身の会社が導入していないのであれば、自身で老後の資金に関してはしっかりと考える必要があります。(企業型DCを導入している企業の従業員も、それだけですべてが解決するわけではないのでその点は勘違いしないようにしましょう。)

また、運用に関しては自身で選択して運用する必要があるので、この点も理解しておく必要があります。

次にiDecoは個人が任意で加入する年金の制度です。

企業型DCは企業型DCを導入している企業の従業員でなければ加入できませんが、iDeco国民年金加入者であれば誰でも加入することができます。

但し、都度めている会社の状況などにより毎月の上限額は変わってくるので注意してください。

3. 確定拠出年金のメリット

確定拠出年金は、老後の年金額を増やせるのに合わせて、税制面のメリットがあります。

積み立ての掛金は所得税の対象外

積立する掛け金は所得税の対象外になります。

具体的には月の収入が31万円の人が、月々1万円をiDecoとして積み立てていたとすると、その1万円分は非課税になります。

本来であれば、毎月31万円分の税金がとられることになりますが、確定拠出年金に積み立てたお金は非非課税になるので、今回の例でいうと毎月30万円分の税金しかとられないことになります。

上限まで積み立てていればそれだけ節税になります。

運用による利益が非課税

普通、株などであれば利益の約20%が税金として取られることになります。

しかし、確定拠出年金の場合はそこで出た利益は非課税になります。

具体的には100万円の利益が出ていれば、普通であれば20万円が税金で取られて手元に残る利益は80万円になります。

ただ今回の例で行くと手元にそのまま100万円残ることになります。

4. 確定拠出年金のデメリット

損する可能性がある

確定拠出年金は運用することになるので、利益を得ることができる可能性もありますが、損をしてしまう可能性ももちろんあります。

但し、先ほども話したように利益が非課税なので、普通に投資をして資産形成するよりはお得になるので、投資を単純に行うよりは余裕があります。

60歳まで引き出すことができない

初めにもお伝えしましたが、確定拠出年金は原則60歳まで引き出すことができません。

これはかなり大きなデメリットになります。

急に会社が倒産して収入がなくなっても、身体を壊して一定期間働けなくなってもそこから引き出すことができないので、完全な余剰資金で行うようにしましょう。

なので、生活防衛資金を余裕をもって生活費の6か月分確保しておき、なおかつ積立NISAにもお金を投資しても、まだ余裕がある場合にのみ行うようにしましょう。

ちなみに積立NISAも途中で解約するのはかなり良くない選択なので、生活防衛資金をまずは貯めるようにしましょう。

まとめ

今回は確定拠出年金とは何か、またメリット・デメリットをお伝えしました。

確定拠出年金といっても種類がありその中でもiDecoは誰もが行うことができる年金制度です。

誰もが行うことができるので、資金に余裕がある場合はiDecoを検討してみるようにしましょう。

但し投資を全く理解せずに手を出してしまっては、損する確率が上がってしまうので、今回iDecoに関して関心を持った方はまずは投資に関して勉強するようにしましょう。