歳をとるほどプライドはやっかい。お金に関するプライドは早めに捨てろ
あなたはプライドを持っていますか?
誰もが少なからずプライドを持っていると思います。
また「プライドがあるから仕事が上手くいく。」のようにプライドがあるからこそ、良い結果を出せる人もいるので、一概にプライドを持つことは悪いことではありません。
しかし、そのプライドが高すぎると、あなたは今後お金に苦労することになるかもしれません。
そこで今回は「歳をとるほどプライドはやっかい。お金に関するプライドは早めに捨てろ」というテーマをお伝えしていきます。
「自分はプライドが高いな。」と感じている方は若いうちに高すぎるプライドは消しておきましょう。
・負けず嫌いな方
・自己中心的な方
・「自分はプライドが高いな。」と感じている方
1. 歳をとるほどプライドはやっかいな理由
歳をとってくると、どうしても考えが固まってしまいます。(自分の考えが正しいと思い込んでしまいます。)
確かに年を取ると、今までの人生の中で多くの経験をしていると思うので、知識も豊富で多くのことを知っていると思います。
なので、自分の考えが正しいと思うのも無理ないと思います。
しかし、時代は変わっていきます。
今までの常識がそのままずっと続くわけではありません。
その1例が「老後の生活」です。
昔は老後の生活といえば定年退職すれば、多くの退職金を受け取ることができ、年金も多くもらえるので、それだけで何の心配もなく暮らしていけました。
しかし、今はどうでしょうか。
退職金は大幅に減少しており、年金の受給額も確実に下がっています。
このように常識は変わっています。
そんな時に今回の題名にもある「プライド」があなたを大きく苦しめることになります。
このような場面を想像してください。
長年、大手企業で役員を行ってきた方が定年退職を機に、給料も大幅に下がってしまうので仕事をやめて、悠々自適の生活を始めました。
しかし、生活水準は大手企業の役員時代と帰ることができず、毎月の支出が大きく貯金を切り崩しながら生活しています。
これに焦り、FP(ファイナンシャルプランナー)に相談すると「アルバイトや交通警備の仕事などでもよいので収入を増やす必要がある」と言われました。
しかし、この方は「今まで月収70万円で仕事をしていたのに今更そんな仕事はできない。さらに近所の目もあるし...」といい結局今の生活を続けている。
この状況を想像してみてあなたはどう思いましたか?
率直な意見として「馬鹿だな...」と思ったのではないでしょうか。
この人は2つミスをしており、1つ目は自分のプライドが邪魔してFPのアドバイスを無視してしまった点です。
2つ目は後先考えずに給料が下がるという理由だけで定年退職後に退職してしまったためです。
しっかりと後のことを計算しておけば、自分にはまだ収入が必要ということは分かったと思います。(分かっていれば定年退職後も定年後雇用で働けたかもしれません。)
しかし、給料が下がるという事実をプライドが許せずに辞めてしまっています。
そして怖いことに、この状況はプライドが高すぎると誰にでも起きてしまいます。
このようにプライドが高すぎると、プライドが邪魔をして自分の状況が客観的に理解できないようになってしまいかねないのです。
そしてこのプライドは年を取るごとに捨てずらくなっていくと私は思っています。
今までそのプライドを守るために生きてきたのに、急に数年、数十年間守ってきたものを捨てにくいのは当たり前ですね。
このようになってしまう前にお金に関するプライドは早めに捨ててしまいましょう。
2. お金に関するプライドを捨てるメリット
お金に関するプライドを捨てるメリットは経済的に成功しやすい点です。
まあ、お金に関するプライドを捨てているので当然と言えば当然ですね。
プライドを捨てた人は、近所付き合いのためや自分のプライドを守るための出費が減ります。
さらに先ほどの例のように定年退職後の収入のない期間が減ります。
「アルバイトや交通警備の仕事などはできない。」のような固定概念からも解放される可能性が高くなるので、一定額の収入も期待できるようになるためです。
また、お金に関するプライドを捨てていることで、お金の失敗を人に話しやすくなり、素直にアドバイスを聞くことも出来るようになります。
プライドが高いままだと、自分のお金の失敗を誰もにも話さずに、また失敗するを繰り返してしまう可能性も大いにあります。
このようになってしまわないことも重要なので、尚更お金に関するプライドを捨てることは重要です。
まとめ
今回は「歳をとるほどプライドはやっかい。お金に関するプライドは早めに捨てろ」というテーマをお伝えしました。
お金に関するプライドは若いうちに捨てておくことで、経済的にも安定する可能性が高くなります。
無駄にお金に関するプライドを持ち続けていると思わぬ落とし穴にはまってしまう可能性があるので、早めに捨ててしまいましょう。