最悪老後破産!子供や孫に振り回されない老後へ!お金の使い道は慎重に
定年退職後に老後をどのように過ごしていくかを考えている方も多いと思います。
しかし、老後も大きくお金を減らしてしまう原因は複数あります。
そんな中で今回は子供や孫に振り回されない老後についてお伝えしていきます。
いつまで経っても親離れ・子離れできないと、いつの間にか老後資金がなくなっているという事態にもなりかねません。
子供や孫を大事にするのは良いですが自分たちのことも考えるようにして老後を豊かに過ごせるようにしましょう。
・定年退職を控えている方
・子供/孫がおられる方
子供や孫に振り回されるとお金は無くなる
1. 社会人になっても子供が実家にいる
社会人になって(高校・大学を卒業して)も実家に居続ける人は一定数います。
理由は就職に失敗したり、貯金をしたかったりと様々だと思います。
そして実家に子供がいると生活費の援助をしたり、無条件でそのまま住まわせたりと親はついつい甘やかしてしまいます。(毎月数万円援助していれば年間では数十万円、大きい金額だと数百万円にもなってしまいます。)
しかし、社会人になった段階でもう立派な大人なので、今までのように過度に甘やかすのは親のためにも子供のためにやめるべきです。
社会人になっても実家に子供を住まわせるのであれば月に一定の金額はもらうようにしましょう。
もちろんそのもらった金額は老後資金のための貯金にしても良いですし、お金に余裕があるなら子供の将来のためにとっておいてあげても良いです。
お金に余裕がないのに社会人になった子供を無条件で家に住まわせて自分たちの老後資金で子供を養うのはやめておきましょう。(もちろん社会人まではしっかりと甘やかしてあげてください。)
最悪自分たちの老後資金が尽きて老後破産なんてことにもなりかねません。
また、子供的にも社会人になっても実家に何も払わずに住んでいると甘えが出てしまいます。
さらに、親に守られてきた子供ほど、親の介護が発生すると、介護を担わずに逃げ出してしまうケースがあるという話も聞きます。
社会人になったことを区切りに自立ができないと次に自立できるチャンスは中々訪れません。
今後は自分で稼いで自分で生きていかないといけないということを教える意味でも、一定の金額は家に入れるようにルール化して、子供を守るべき存在ではなく1人の大人として認識して接するようにしましょう。
このように親のためにも子供のためにも社会人になった子供が家に無条件で住んでいるのはダメで、お金がどんどん減ってしまいます。
2. 孫にお金をつぎ込んでしまう
孫と関わるのが老後の楽しみというほど孫の存在は老後の大きな楽しみの一つです。
孫に対して日常的にプレゼントを買ってきたり、祝い事では出費を惜しまずにお祝いしてくれるなどの光景を何度か私も見たことがあります。
しかし、孫にお金を使いすぎるといつの間にか財布はスカスカになってしまい、最悪の場合老後破産まで陥る可能性もあります。
お金を使って何かしてあげると孫は喜ぶとは思いますが結局は一瞬の幸せです。
その一瞬の幸せのために無理をしてお金を使い、老後資金がなくなり生活が苦しくなっては元も子もありません。
また、孫へお金を使う際は「本当は資金的には厳しいけれど、自分が好きで行っている」という形で使っていることも多く、自身で見直そうとはなりにくい点も注意する必要があります。
老後の大切な資金を無理して孫につぎ込んでしまわないように注意しましょう。
もちろん、可愛い孫であることに変わりはないと思うので余裕資金で何かをしてあげたりするのはとても良いことだと思います。
子供や孫に振り回されないためにすること
1. 老後資金の把握
まず絶対にしておくべきなのは老後資金の把握です。
老後資金を把握しておくことで老後に必要な資金には手を付けずに子供や孫にお金を使ってあげることができます。
老後資金の計算方法を知りたい方は以下を参照してください。
couple-money-savings.hatenablog.com
2. 子供に自分たちの資産状況を伝えておく
孫がいる場合は特に子供に自分たちの資産状況を伝えるようにしておきましょう。
子供が親の資産状況を理解していれば無理をしている時はすぐに分かると思います。
お金の話をしないという親子もいますが、私はそれは間違いだと思います。
親も子供に弱みを見せても良いのでしっかりと互いの金銭状況を把握しておくようにしましょう。
まとめ
今回は子供や孫に振り回されない老後(子供や孫にお金を使うことで老後破産になってしまう可能性と子供や孫にお金を使いすぎない方法)についてお伝えしました。
あくまでお金は自分たちのために使うモノです。
余裕資金で子供や孫に奉仕するのはとても良いことだと思いますが、余裕がないのに援助や支援するのは控えましょう。
子供や孫に振り回されないように適切な距離感を大事にして老後も豊かに生活していきましょう。