誰にでも可能性がある老後破産の原因と対策を紹介!二人暮らしの知恵
「老後破産」という言葉を聞いても「自分には関係ないことだし」と思っている方は多いと思います。
しかし、老後破産は全然他人事ではありません。
貯金があるという方も老後の計画を立てていなかったり
そこで、今回は老後破産の原因と対策についてお伝えしていこうと思います。
老後破産に関してしっかりと理解し、老後破産に陥らないように対策しましょう。
・老後破産に関してしっかりと理解できていない方
・老後破産の心配がある方
・老後破産の対策を知りたい方
老後破産
老後破産とは、そのままの意味で老後に破産状態になり生活がままならない状態になってしまうことです。
そしてこの老後破産は思っているよりも多くの方が陥っており、実に高齢者の5%以上が老後破産の状態にあります。
20人高齢者がいれば1人は老後破産状態の人がいるのです。
正直思っていたよりも多くの方が老後破産に陥っている印象を受けた方も多いと思います。
今後は年金額や退職金が減っていくことが予想されるのでさらに老後破産に陥ってしまう可能性は上がります。
私は個人的には今後、老後破産の割合は10%を超えるのではないかと考えています。
自分が老後破産に陥ってしまわないように、これから紹介する原因をしっかり理解して対策をしていきましょう。
老後破産の原因
1. ローン破産
住宅ローンやカードローンなどが定年後に残っていると収入も減るので、一気に家計が苦しくなり老後破産してしまう可能性が高くなります。
昨今の晩婚化などもあり住宅ローンが定年前に終わらないという方は増えていくと思います。
そしてこのローンの返済のために、定年後の資金として使用しようとしていた退職金を使ってしまった場合などは、老後破産に近づいてしまいます。
2. 生活水準を落とせない
定年前の収入がしっかりあった頃の生活水準のまま生活していると老後破産してしまう可能性が高くなります。
生活水準を下げるのはかなり難しく、生活水準を下げられずに生活を続けてしまう場合は多いです。
そして年金額だけでは定年前の生活費を捻出することは難しいので貯金を切り崩して生活をしていくことになります。
そしてこの状態から抜け出すことができなければ、貯蓄はどんどん減り年金だけでは賄えず、最悪の場合は老後破産に陥ってしまいます。
3. 医療費・介護費
65歳以上になると予期せぬ怪我や病気などになる確率は上がります。
高齢者の医療費は一般の医療費より安くなりますが、それでも回数を重ねると医療費は高くなります。
また大きな病気にかかれば多額の費用が必要になる可能性もあります。
また、自身もしくはパートナーに介護が必要になる可能性があり、介護費用には多額の費用が必要になる可能性もあります。
このような予期していない医療費や介護費で老後破産をしてしまう可能性があります。
老後破産の対策
1. 定年後の支出・収入を把握しておく(老後プランを立てる)
定年後の収入と支出をしっかりと把握しておくようにしましょう。
支出と収入を把握することで老後資金も計算することができ、早めに老後資金を把握しておくことで貯金をすることもできますし、定年退職直前でも生活水準を落とすなど対策を講じることができます。
まだ定年後に関して考えていないという方は、まずこの定年後の支出と収入を把握するようにしましょう。
そして老後どのようにお金を使っていくのか老後プランを立てておくようにしましょう。
2. 老後前に少しづつ生活水準を下げておく
老後前(収入が減る前)に生活水準を少しづつでも良いので下げていくようにしましょう。
生活水準は下げるのが本当に難しいので、自身をしっかりとコントロールして対策していきましょう。
以下で生活水準をあげない方法と下げる方法を紹介しているので生活水準を下げたい方は是非参考にしてください。
couple-money-savings.hatenablog.com
3.ローンを残さない
老後破産の原因でもあるローンは絶対に定年後に持ち越さないようにしてください。
住宅ローンを契約する際も定年前に払いきれる範囲で住宅ローンを頼むようにしましょう。(もちろん退職金を宛てにした返済はNGです。)
ローンは自分の収入に見合った額で行いましょう。
4. 老後に働く検討をする
老後破産してしまうのは、定年後に収入が大幅に減ってしまうためです。
その収入減を対策できれば元と同じ生活をしていても大きな問題はなくなります。
「老後をゆっくりと」と考えている方もいるとは思いますが、もう少し働くことを検討してみましょう。
まとめ
今回は老後破産の原因と対策についてお伝えしました。
老後破産は全く他人事ではなく、あなたにも起こりえると考えて、しっかりと老後破産の対策を実践していきましょう。
老後に豊かにゆったりと暮らせるようにこの記事を見た今から対策をしていきましょう!