予備費を作れ!手を付けない貯金以外にも作っておきたい貯金項目
貯金は多くの方が行っていると思いますが、手を付けない貯金以外は特に貯金していないという家庭も多いのではないでしょうか。
しかし、その状況だといざ急にお金が必要になった時などにその費用を捻出することができず、手を付けないはずの貯金からお金を捻出することになりかねません。(当然こんなことをしていると貯金もたまりません。)
そこで、今回は手を付けない貯金以外にも作っておきたい貯金項目をお伝えしていこうと思います。
手を付けない貯金以外にも貯金を行っておくことで、今後の資産形成なども行いやすくなる可能性があるので是非実践してみてください。
・1つの貯金しかしていない人
・貯金が貯まらない人
作っておきたい貯金項目
私が手を付けない貯金以外にも作っておいた方が良いと思う貯金は以下になります。
1. 特別費貯金
まずは特別費貯金(予想が出来る各種イベントの費用を貯めておく貯金)です。
具体的にはクリスマスや年末年始、お盆など際に必要になる金額を賄うための貯金です。
よく家計の中から特別費を捻出する方がいますが、特別費は分けて考えましょう。
特別費のために毎月いくら貯金をいくらするかは人によって大きく異なりますが、以下のように計算してみてください。
1. 特別費が必要になるイベントを書き出し、それぞれのイベント費用を予想し(前年のデータなどがある場合はそれに準じる)、年間の予算を求める。
2. 年間の予算を12で割ってその額を特別費貯金として貯める。
イベントがある時にお金を出していては、イベントが多い月などは一気に家計が苦しくなって手を付けてはいけない貯金に手を付けてしまう可能性も上がります。
そうなってしまわないためにも、先に諸々を計算しておき計画的にお金を使っていく必要があります。
2. 予備費貯金
次に予備貯金(予想が出来ないことに備えるための貯金)です。
具体的には家電の買い替えや急な入院、冠婚葬祭など突発的に必要になるお金の貯金です。
この貯金があればどれだけ予想外のことがおきても、手を付けてはいけない貯金には手を付けることがなくなるので、是非導入しておいてほしい貯金です。
こちらの貯金も少額づつでいいので、定期的に貯めるようにしてください。(毎月3000円でも5000円でも1万円でも良いです。)
私達夫婦もこの制度を導入していますが、最近多くなってきた冠婚葬祭費などはすべてこの貯金で賄うことができるのでとても助かっています。
何かあった時にすぐに使えるお金が貯まっているのは精神的にもとても良いので是非検討してみてください。
「結婚式の誘いが来たらどうしよう...」や「家具家電が壊れたらもう買い替えできない...」などと悩むことも減ると思います。
3. 趣味貯金
次に趣味貯金(ストレス発散のための貯金)です。
こちらは完全にストレス発散用なので貯まれば遊びや趣味にパーッと使ってしまっても問題ない貯金です。
旅行に行ってもいいですし、美味しいご飯を食べに行っても良いですし、本当に自分がストレス発散できることに使ってください。
特に節約や貯金をしていると、まとまったお金を使って遊ぶことは少ないと思います。
せいぜい毎月の家計の中で余ったお金の範囲内で遊ぶことが多いと思いますが、それでは多少ストレスは発散できても完全にストレスを発散できていない場合もあるのではないでしょうか。
そんなことにならないために趣味貯金が必要です。
貯金方法としては毎月の家計の中で余ったお金を貯めていくようにしましょう。
毎月の家計の中で余ったお金でチビチビ遊ぶのではなく、貯めて一気に使うのも悪くないですよ。
大事なのは手に着けてはいけない貯金を触らない事
ここまで手を付けない貯金以外にも作っておきたい貯金をオススメしましたが、これらを行う理由は手を付けてはいけない貯金に触らないためです。
人間は弱い生き物です。
手を付けてはいけない貯金と分かっていても一度使ってしまうと、そこから歯止めは効かなくなります。
その後も困ったことがあると、何かと理由をつけて手を付けてはいけない貯金を使ってしまうことになるでしょう。(=貯金が一向に貯まらないことになってしまいます。)
貯金が貯まらなければ話題の積立NISAなどもできませんし、資産形成ももちろんできません。
そんな状態で年だけを重ねれば、あなたの老後は悲惨なモノになってしまいます。
そうならないためにもまず資産形成の基本である貯金をしっかりと行い、使ってはいけない貯金は使わないようにする必要があります。
まとめ
今回は手を付けない貯金以外にも作っておきたい貯金項目をお伝えしました。
今まで1つの貯金しかしていなかった方や、手を付けない貯金に手を付けてしまっていたという方は今回紹介した色々な貯金を試してみてください。
色々な貯金を作っておき、一番重要な貯金を守りましょう。