節約のためのオール電化は危険かも?メリット・デメリットを紹介!
・今の電気代が高騰している状態でオール電化にするのはおススメできない。
オール電化はどんどん普及しており、日本でも1割以上はオール電化になっています。
新築を建てる場合はオール電化にする方も多くなっています。
しかし、オール電化という言葉はなんとなくイメージも良いので、何も考えずにオール電化にしてしまうと大きく損をしてしまうことになります。
そこで、今回はオール電化のメリット・デメリットをお伝えしていこうと思います。
オール電化のメリット・デメリットを理解してオール電化を導入するかを検討するようにしましょう。
オール電化のメリット
1. 光熱費が先減できる可能性がある(※今は期待できない可能性が高い)
電気代によりますが電気の単価がガスよりも安くなる夜間にお湯や暖房などを安く利用ができます。
※但し、昨今の電気代高騰から今現在では光熱費の節約は期待できないという場合が多いと思います。
2. 安全性がある
オール電化にすると家に熱源を持たないため安全です。
子供がいる家庭などであれば子供が勝手にガスを使ってしまう可能性も0なので安心して子供を家に残しておくなどもできます。
但し、100%安全というわけではないので過信はしないようにしましょう。
IHコンロで油を熱し続けると発火するなど問題が起こる可能性はあります。
過信をしすぎないようにしましょう。
3. 災害時に強い
オール電化はガス給湯器の代わりにエコキュートなどを利用することになりますが、エコキュートは災害が起きて停電が起きたとしても、停電前に沸かしたお湯がタンク内に残っている時は、お湯の使用ができます。
また、災害時に電気はガスよりも普及が早いのですべてのライフラインが止まるレベルの災害時には強いです。
オール電化のデメリット
1. 電気代が高くなる可能性
オール電化は電気代が高騰すれば大きな打撃を受けることになります。
昨今では、電気代が高騰しており、2023年6月から電気代が大幅に上がりました。
2022年の冬に電気代が10万円を超えた。ということがニュースで取り上げられていました。
このように、オール電化は一気に電気代が跳ね上がってしまう可能性があるので注意しましょう。
またオール電化は昼間に電気を使うと高くつく場合が多いので、昼に家にずっといるという方やペットなどがいて冷房や暖房をずっとつけている必要があるという方はオール電化はオススメできません。
よく太陽光発電とオール電化の組み合わせると電気代の問題が軽減されると紹介しているモノもありこれは事実ですが、太陽光発電にもデメリットはあるので導入する際は太陽光発電のメリット・デメリットも理解をするようにしましょう。
2. 初期費用が高額
オール電化を導入する際は、エコキュートや蓄熱暖房機などを設置する必要があります。
どこまで行うかにもよるので幅は大きいですが総額は60-120万円程度と言われています。
3. 自炊に制限が生じる
オール電化にすることでガスを利用できず、「直火料理ができない」「使えない調理器具がある」といった制限があります。
自分で料理を作るのが好きという方やお気に入りの調理器具があるという方はオール電化でも問題ないかを確認したうえでオール電化にするかを判断した方が良いでしょう。
4. 停電で家電製品がすべて使えなくなる
先ほど、ガスなどよりも電気は普及が早いとお伝えしましたが、停電だけが起こってしまった場合は家電製品が一切使えなくなってしまいます。
ガスが家にある場合は、ガスコンロやガス小型湯沸器、ガスストーブなどが使えるので冬の停電時はオール電化の場合は不利になります。
5. エコキュートのトラブル
エコキュートはモノ自体が大きく、設置場所が限られる可能性があります。
設置できる場所がなければまず使えないので一番初めに確認しておきましょう。
また、設置場所によっては近隣住人と騒音トラブルになる可能性があります。
意外とエコキュートは音が気になります。
深夜にエコキュートの音で起きてしまったりする場合もあるので設置場所はこのようなことも考えて設置するようにしましょう。
まとめ
今回はオール電化のメリット・デメリットをお伝えしました。
オール電化は安全性などには優れていますが、電気代が高くなってしまう可能性が現段階では高いことが分かったと思います。
ここからは私の個人的な意見になりますが、現在は電気代が高騰している世の中で、まだまだ電気代は上がっていくと思います。
なので、今は節約をするためにはオール電化にせずに電気とガスを両方利用していた方が良いのではないかと思います。
あなたもオール電化を検討しているのであれば電気代がどうなるかをしっかりと計算したうえで導入するようにしてください。