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マイナス金利解除(利上げ)でどうなる?私たちの生活への影響!

ついに日本のマイナス金利の解除が行われることが正式に発表されました。

これは17年振りの利上げの決定となります。

そして、このマイナス金利解除は私たちの生活に影響を与えることになり得をする人もいれば損をする人も出てきます。

そんな重要なことですが、これを理解できていない方は多いと思います。

そこで今回はマイナス金利解除(利上げ)が私たちの生活へもたらす影響をお伝えしていこうと思います。

2016年から続いていたマイナス金利の解除は私たちの生活に少なからず影響を与えます。

その影響を早めに知っておき、問題があれば早めに対処するようにしましょう。

この記事はどんな人におススメ?

・マイナス金利解除でどうなるのか知りたい方

金利上昇(利上げ)の影響を知りたい方

マイナス金利とは?

まず金利とは借りたお金に対しての利息の割合のことをいいます。

そのため、マイナス金利とはその名の通り金利をマイナスにするものです。

なぜこんなことをしたかというと、銀行が企業への貸出や投資にお金を使うことを期待した制約でした。(これにより、企業が成長してさらに国が潤う。)

マイナス金利解除(利上げ)の影響

1. 銀行口座の預金

マイナス金利解除(利上げ)による大きなメリットになるのは、銀行口座預金の金利が上がることです。

マイナス金利を行っている際は、多くの銀行の金利は0.001%や0.002%でした。

それが今回の金利引き上げにより、引き上げられると考えられます。

実際に三菱UFJ銀行三井住友銀行はすでに普通預金金利を0.001%から0.02%に引き上げることを発表しています。(20倍の金利に引き上げとなります。)

これに追随する銀行もまだまだ出てくると思いますし、これ以上の金利を設定する銀行も出てくると思います。

また、今後利上げが進めば、銀行預金の金利はさらに上がって行くことも予想でき、貯金を多く行っている人には嬉しいことかもしれません。

2. 住宅ローン

マイナス金利解除(利上げ)によりデメリットになるのは、住宅ローンの金利が上がることです。

今回のマイナス金利の解除では変動金利は変わりにくいと言われていますが、それでも多少は金利が上がって行く可能性があります。

現在の状態でギリギリの生活をしている人には少しの金利上昇でも大打撃になってしまう可能性があります。

もし、0.1%の金利上昇があれば支払い総額が100万円程度(年額3万円弱)上がると考えておきましょう。(5000万円の家を35年ローンで組んでいる場合)

といっても実際に住宅ローンの金利に影響を及ぼすのは0金利から、さらに利上げが行われた場合が多いと言われているので、杞憂に終わる可能性も十分にあると思います。

ただ、今後さらに一段階でも金利が上がっていくことになれば、高確率で変動型の住宅ローン金利も上がっていくと思います。

そうなると家計に大きな打撃を与えることは間違いないので、金利の動向には注目しておきましょう。

とはいっても今の現状ではまだまだ変動金利の方がお得なのは事実で、今すぐに固定金利に変えるのはお勧めできません

固定金利は1%を超えますし、契約の変更による手数料が発生する場合もあります。

そのため今回のマイナス金利解除だけで、固定金利に変えるなど安易な考えにならずに、しっかりと検討した上で金利の種類は選ぶ・変更するようにしましょう。

3. 株価の変動

金利が上がれば多くの場合は株価は下がります。

お金が借りにくくなるので、設備投資や新しいものの開発などが行いにくくなり、それが回り回って企業の業績に影響を与え、株価が下がってしまうことが多いです。

ただ、絶対に下がるというわけではなく利上げしても株価を上げている企業ももちろんあるので、全てが下がるわけではありません。

(利上げ中はインフラ系の株は伸びやすい傾向だと思います。)

4. 為替の変動

米国などの先進国はインフレを抑え込むために利上げを繰り返してきました。

しかし日本だけがデフレ脱却のため、金融緩和を行い続けていました。

そのため、日本がこの後段階的に利上げを行い、その他の国が利下げするようなことがあれば、一気に円高に向かって行くことが予想できます。

しかし日本はまだまだ金融緩和状態は維持する方針なので、すぐに円高の傾向になることは少ないと思います。

まとめ

今回はマイナス金利解除(利上げ)が私たちの生活へもたらす影響をお伝えしました。

マイナス金利解除は私たちに直接的に影響を及ぼすのは、住宅ローンと預金金利ですが、そのほかも間接的に多くの影響があることがわかったと思います。

また、この話を聞いて金利について理解できていないと感じた人も多いのではないでしょうか?

そんな金利に関して理解できていない方は今のうちに理解しておくことで、今後の株価の動向なども予想がしやすくなるので、ぜひ金利について勉強してみてください。